株ってなに? 株の基礎知識

投資初心者でも短い期間でお金を増やしたいなら、株投資がおすすめ!

わい太

こんにちは!株投資の収益をメインで生活している、本業「投資家」副業「パート」のわい太です。

今回はこんな悩み・疑問のある方のための記事です。

こんな悩み・疑問に答えます

  • ある程度お金も貯まってきたから資産運用を考えてるけど、何に投資したらいいの?
  • 株をやってみたいけど、投資初心者でも大丈夫なの?
  • 短い期間でも、しっかり増やせる方法はないの?

この記事を読めば、

投資初心者でも「短い期間で」「リスクを抑えて」「しっかりお金を増やす」方法は、”株投資”だということが分かります。

株投資をはじめようか迷っていた人も、迷わずはじめることができますよ。

おそらく、メディアで常識と言われるような考え方と大きく異なるところもあります。

それが、本当にお金を増やしている人とそうでない人の違いだと思います。

まずは、お金を増やしたい理由の先にあるニーズについて整理しましょう。

お金を増やしたい理由の先に、4ステージのニーズがある

カブちゃん

なんで、お金を増やしたいと思ったの?

まず、お金を増やしたい理由を考えてみましょう。

お金を増やしたい理由

  • 老後にお金が足りるか不安だから
  • 子供の教育資金にお金がたくさんかかるから
  • 震災やコロナのような災害時に、収入が減ると困るから
  • 今の仕事で収入アップする見込みがないから
  • 会社に縛られて働きたくないから
  • 旅行や食事など、自分や家族の楽しみを増やしたいから
  • マイホームや車などが欲しいから
  • 自分や家族のやりたいことをできるだけ叶えたいから

こんな理由が多いと思います。

この理由はまだ表面的なものが多いので、この理由の先にある真のニーズを明確にしてみましょう。

その真のニーズによって、適した投資は何かが変わってきます。

お金を増やしたい理由の先にある真のニーズは、4つのステージに分けることができます。

  • 最低限の生活:なんとか生活はできている。
  • 普通の生活:週5日の会社勤めが必要。60歳以降に退職(人よっては70歳)。貯金と少しの贅沢はできている。
  • ゆとりある生活:会社などの労働収入以外に毎年200万円以上の収入がある。わりと贅沢もできる。
  • 経済的自由:投資だけでも生活できる。時間・金銭・場所の制約が少ない。実現できることが多い。

人によって目指す姿は幅が合っていいので、ざっくりとした4つのニーズにしています。

この4つのニーズの中で、あなたがお金を増やしたい先にイメージしているものはどのステージでしょうか。

ほとんどの人が、③「ゆとりある生活」か、④「経済的自由」だと思います。

一生懸命働いてきてやっと退職したのに、①の「最低限の生活」を老後に夢みたい人はいませんよね?

③や④のステージなら、自分も含め子供や親などの家族のために、たくさんのやりたいことを実現できそうです。

そのためには、よほどの高い給与の人を除けば、会社からの給与やお小遣い程度の副業では足りません。

そして、1つ大事な問題があります。

③や④の状態を「いつまでに達成したいか?」という問題です。

カブちゃん

そりゃぁ、早ければ早いほがいいよ。

そうですよね。

健康で元気がある若いうちに達成できれば、いろんなことを体験できる時間が多くあるからです。

お金だけでなく、時間も十分に欲しいはずです。

短い期間でお金を増やすことを目標にすることが重要

わい太の目指す「投資生活」において、短い期間という目安は「10年以内です。

10年以内に③ゆとりある生活レベルや、④経済的自由=投資生活レベルに達することが1つの目標です。

しかし銀行や保険に行くと、たいてい「10年~20年以上の長期で、リスクを分散して資産運用しましょう!」と言われます。

また、人気FPといわれる方の本やWEBサイトでも、同じようなことがよく書かれていますのを目にします。

「月々3万円の投資信託で3,000万円!」とか「1億円」とか、なんだか胡散臭いキャッチコピーも世の中にはよくあります。

ですが、10年~20年で月々数万円の積み立てばかりやっても③「ゆとりある生活」や④「経済的自由」というステージには中々到達しません。

1つ例として、「月々3万円/利率:年3%」で10年間複利運用したとします。

計算してみよう

  • 元本:月3万円×12か月×10年=360万円
  • 利息:10年間で58万円
  • 合計:360万円+58万円=418万円

結局、58万円しか10年もかけたのに増やせませんでした。

しかも、10年間も資金はロックされたままです。

さらに月々の積立額を増やせば、収入にそこまで大きな増加が見込めない場合、普段の生活費はますます減ります。

自由につかえるお金は減るので、若いうちは実現したいことを我慢しなければなりません。

なんとなく、よさそうな商品をまんまと選ばされて、10年間以上手持ちのお金をロックされてしまったとします。

もし緊急事態にお金が使えなかったり、思った以上に増えていなかったら、めっちゃくちゃ損だと思いませんか?

お金を増やす時間をできるだけ少なくしたいですよね。

だからこそ、「何に投資するか」が重要なんです。

投資を実践しながら学ぶことで、1年で100万円以上の利益を得るハードルはそこまで高くないのです。

お金を増やしていくイメージを描く

ここでは、お金を増やしていくイメージを次のステップで考えてみます。

  • 何のために増やしたいか
  • 毎月、または毎年の収入フローをどれくらい増やしたいか
  • どれくらいの期間で達成したいか

特に重要なのは、②の毎年や毎月の収入フローを増やすという考え方です。

ピンポイントで、いつまでにいくら欲しいという考え方ではありません。

もし「宝くじで1,000万円あたった」としても、すぐに消えてなくなるお金が一時的に増えるだけでは真のニーズにはたどり着けません。

先ほどの真のニーズを踏まえて、例をあげます。

お金を増やすイメージ例

  • ゆとりある生活のために
  • 毎年100万円くらいの収入を増やしたい(月あたり8万円くらい)
  • 3年以内に達成したい

ざっくりでいいので、こんな感じです。

この3つのステップを明確にすることで、現実的に達成可能な投資先があるかどうかがわかります。

投資先や投資スタイルによっては、毎月や毎年の収入増を実現することが、そもそも不可能だからです。

よくほったらかし投資で1000万円とかいうキャッチコピーを本やWEBで見かけますが、10年や20年かけて結果が分かるものが多いです。

毎年の収入フローを増やしているわけではないので、10年以上あとにならないと達成できな状態になってしまいます。

なので、一度収入フローをどのように増やしていきたいかを明確にすることで、投資先を選ぶ準備をしておきましょう。

一旦ここまでのことをまとめます。

ちょっとまとめ

  • お金を増やしたい理由の先にある「真のニーズ」がある
  • 真のニーズのうち、実際に目指したいステージを明確にする
  • ピンポイントで一時的にお金を増やすという考え方ではない
  • 毎年や毎月の「収入フローを増やす」という考え方で目標をもつ

投資初心者が投資先を選ぶ4つの超重要ポイント

それでは、投資先を選んでいきたいのですが、投資する商品は様々です。

株、投資信託、FX、ETF、外貨預金、仮想通貨(暗号資産)、国債、不動産などたくさんあります。

めちゃあるやん、どうやって選んだらいいのよ?

カブちゃん

投資初心者が、投資先を選ぶための超重要なポイントを4つに厳選して絞りました。

投資先を選ぶ超重要ポイント

  • 少額で投資できる
  • リスクをおさえても利益を増やしやすい
  • 流動性が高い
  • 信頼性のある情報を得られる

この4つのポイントに沿って考えると、「投資初心者でも短い期間でしっかりお金を増やすなら、株投資がおすすめ」であることが分かります。

投資先を選ぶなら、株投資がおすすめの理由

1.株投資なら少額でできる

まずは、少額で始められるかどうかです。

わい太の少額という目安は、5万円以下で可能かどうかです。

株の場合、業績等の高い審査基準をクリアした信頼性の高い東証一部、かつ5万円以下の銘柄に絞っても約200はあります。

出典:SBI証券 スクリーニング機能

「株・投資信託・仮想通貨・外貨・FX・ETF・国債」は、一般的に1万円以上あれば十分投資できます。

国債を除くと、最近ではネット証券によって「100円」や「1000円」あれば、投資できる仕組みもあります。

一方で、「不動産」は安い物件でも数百万の資金が必要なことがほとんどですし、場合によってはローンを組むこともあります。

資金・知識・経験も少ない投資初心者は、大きな投資資金が必要なものはリスクが大きすぎるので適していません。

この時点で、投資初心者は不動産を投資対象から外しましょう!

少額で始められるということは、最重要事項だと言えます。

なぜなら、リスクも少なくできるからです。

リスクは、投資対象によって異なりますが例をあげると…

  • 会社の倒産
  • 国の政治が不安定
  • 国の財務状況が悪い
  • 戦争や紛争
  • 地震や台風などの天災や、未知の感染症拡大
  • 為替の変動

このように、投資には常に様々なリスク要因があります。

しかも、これらのことは個人1人ではコントロールすることができません。

わい太

ここで1つ大事なポイント!株やFXはリスクが高いといわれているけど、自分でコントロールできるよ。

しかし、リスクを間接的におさえる方法の1つが、投資金額を少額にするということになります。

少額であれば、リターンが少なかったとしても、損失を減らすこともできます。

投資金額は、自分でコントロールできることです。

つまり、少額取引で知識・経験を積み重ねることで、株やFXでもリスクを十分おさえることができます。

2.株投資はリスクをおさえながら利益を増やせる

投資初心者でも、「短い期間で、しっかり増やす」ということがここに集約されます。

まず、投資による利益は主に2つあります。

1つは、売却益(英語でキャピタルゲイン)です。

買ったときよりも高くなったときに売ることで、その差益を得ることです。

もう1つは、配当金・分配金・利息(英語でインカムゲイン)です。

買ったものを保有していることで、得られる利益です。

投資対象 インカムゲイン
配当金
投資信託・ETF 分配金
国債・外貨 利息
FX スワップポイント(金利差調整分)
仮想通貨 なし

売却益の大きさは、変動する幅の大きさと頻度の多さ

お金をしっかり増やしたいなら、この売却益を得ていくことは必須になります。

売却益を得るためには、1年以内の短い期間で変動する幅がそれなりにあり、変動する頻度が多いという性質が必要です。

売却益を得ることに適している投資対象は、「株・ETF・FX・仮想通貨」に絞ることができます。

この4つは、変動する幅が小さいものから大きいものや、変動する頻度が少ないものから多いものなどが揃っています。

利益をえるチャンスを増やす、またはリスクを減らすためには、売買できる銘柄数は多い方が圧倒的に有利です。

投資できる銘柄数で言えば、圧倒的に「株」が多くなります。

証券会社によって取扱い数は異なりますが、FXは20~30、仮想通貨は5~17、国内ETFは200~270くらいです。

それに対して株は、東証1部だけでも2,000を超えています。

また、株の場合業種によっても値動きが異なります。

例えば機械系の業種の株が下落していても、旅行系の株が値上がりしていたので利益を増やせた。

というケースはよくあります。

外貨、FX、仮想通貨は業種で分かれている訳でなく、似た動きをするものが多い傾向にあるのでバリエーションはそこまで多くありません。

わい太

株は、銘柄の業績や時期、発行株数などによって、変動する「幅の大小」や「頻度の回数」も変わるから自分にあった銘柄を選んでいけばいいわけです。

逆に売却益をえることに向いていない投資対象は、「国債」や「投資信託」です。

「国債」はいつでも売却できるような商品ではなく、あくまで利息をえるための商品です。

自由に売却できる新窓販国債というものも販売されていますが、投資金額も5万円からなので1万円~では不可です。

また、2年・5年・10年もの国債と種類が3つしかないので、売却益を得るチャンスも少なくなります。

「投資信託」は、1日1回の価格がきまるだけで、かつその日中に売却を繰り返しできません。

また、日経平均などの代表的な指標に連動した「インデックス投信」と言われるものは、ゆるやかな動きをします。

変動幅の少ないものを無理やり短期で売買しても、あまり利益を増やすことはできません。

比較的大きく変動する投資信託もありますが、手数料の面でもあまりおすすめできません。

「国債・投資信託」は長期保有や、長期積み立てによる投資対象としておすすめされるようなものです。

したがって、短い期間で売却益を得ることに向いていないんです。

株なら、少額投資でも大きな利益を上げられる

少額投資でも、株なら大きな利益を上げられます。

ある銘柄を購入したときの日足チャートをみてみましょう。

出典:株探チャート

例えば、160円あたりで買い、上昇後10月6日に249円をつけてから下降しはじめたので220円で売ったとします。

@220円 ÷ @160円 = 137.5%

37.5%も上昇しました。

日本の大手銀行の普通預金の利率は、ほんの0.001%~0.1%くらいです。

外貨建て積立型の保険商品の利率で1%~4%くらいなので、短期間でこのような利回りは上げられません。

株は購入単位が100株なので、手数料や税引前で

利益:22,000円 - 16,000円 = 6,000円

購入した株数が1,000株なら

利益:220,000円 - 160,000円 = 60,000

仮に「元本:220,000円/利率:年3%」の複利で運用したとしても、60,000円の利益を得るには約8年もかかります!

株価が安いものでも、変動率としては大きくなることも多いので、少額投資でも十分利益を得られるわけです。

将来的には、信用取引でさらに利益を大きくできる

株には実際の元手資金で売買する現物取引という方法以外に、信用取引という方法があります。

信用取引は、一般的には元手資金の最大約3倍までの資金で取引ができます。

いわゆる、レバレッジをきかせるというやつです。

レバレッジとは、「てこの原理」という意味です。

てこの原理は、小さな力で大きなものを動かすことができる仕組みです。

FXでは一般的にこのレバレッジ効果を利用した取引をしています。

株の信用取引もこのレバレッジ効果を利用した取引です。

委託保証金という借入をすることで、元手資金の何倍かにした資金量の取引ができるという仕組みです。

元手資金だけだと売買できる銘柄数にも限りがでてきてしまいますが、信用取引ならそういったチャンスロスを減らせるわけです。

つまり、効率的に利益を増やすことができる仕組みになります。

もちろんその一方で、大きなレバレッジをきかせた信用取引をすると、リスクが高くなります。

投資初心者は、おすすめしません!

おおきな損失によって少ない投資資金が枯渇したら、継続的な投資ができなくなってしまいます。

FXが危ないとよく聞くのは、最大で25倍ものレバレッジをきかせることができるからです。

資金も経験も少ない初心者が失敗して、多額の損失をだすようなことがあるから危ないとよく言われているわけです。

わい太

投資があぶない!というイメージを持たれてしまっている要因の1つですね。

インカムゲインで、安定した利益を得られる

さて、2つめの利益の種類として投資商品によって、インカムゲインというものがあります。

株の場合は、銘柄によって配当金や株主優待というものがもらえます。

上の表で説明していたように、株以外にもインカムゲインがもらえるのですが、ここでもやはり株がおすすめです。

その理由は、安定・安全です。

株の配当金がもらえる企業は、基本的には「業績が良い企業」や「株主への利益還元姿勢が強い企業」です。

逆を言えば、業績の悪い企業や、業績の悪い時期では配当金がないことが多いです。

わい太

補足すると、これからぐんぐん成長していくために、無配当や配当を少なくして、設備投資にお金をまわす企業もあるります。配当が少ない企業が全て業績が悪いわけではないですよ。

市場の中でも平均よりも高い配当金をだしている銘柄の株を、高配当株といいます。

過去の配当金実績の歴史をみたときに、コロナによる世界の経済危機でも株価の値下がり幅が少なく、配当金を維持している企業はおすすめです。

配当金の状況は、証券サイトにある四季報の財務状況の欄で見ることができます。

わい太のつかっているSBI証券でも簡単にみることができます。

例えば、ソフトバンクは2020年9月で43円の配当金実績があり、年間では予定どおり86円の配当だとします。

出典:SBI証券 四季報>財務状況

配当金がもらえる権利確定日に、100株保有していれば

@86円 × 100株 = 8,600円

1,000株保有していれば

@86円 × 1,000株 = 86,000円

の配当金がもらえることになります。

株価を良きタイミングで売買できれば「売買益」を得ることができ、かつ「配当金」も得られるので、より収益は大きくなります。

中長期で株を保有する人にとっては、配当金が安定してもらえる可能性が高い優良企業の銘柄は魅力的ですね。

ちなみに株の派生商品でもあるETFも、数は少ないですが高配当ETFというものがあります。

一方で、「FX」のスワップポイントや、「外貨・外国の国債」の利息は不安定で安全ではありません。

新興国といわれる経済的・政治的に安定していない国の方が利率がかなり高い傾向にあります。

しかし、その国のインフレ率の急上昇や経済の不安定さから、通貨や国債自体の価値が大きく下落してしまうことがあります。

そうすると、利息分だけでは埋めきれない損失が発生したりします。

高い金利や、利息をうたっているものは、実は非常にリスクが高いんです。

投資初心者には、高いインカムゲインを狙った「FX・外貨・外国の国債」はおすすめしません。

また、日本の国債は高い利率ではないので、利益を増やすための大きな資金がない初心者には適していません。

3. 株投資は、流動性が高いので売買しやすい

3つめのポイントは非常にシンプルです。

流動性が高いというのは、売買を1日に何度も自由にできたり、換金しやすいということいいます。

それは、利益を得るチャンスを広げ、損するリスクを減らすことに繋がります。

例えば、短い期間で大きく値上がりをして、保有していた銘柄を売って利益を得たい。

その利益を元手に、今後値上がりしそうな新たな投資先に投資したい。

そう考えていたとしても、すぐに売買できずすぐに値下がりしてしまうと、利益も減ります。

そして新たな投資先がもし急騰してしまえば、急落リスクを考えて買い損ねてしまいます。

流動性が高いものと、低いものを比較すると次の通りです。

流動性が高い
流動性が低い
  • ETF
  • FX
  • 外貨
  • 仮想通貨
  • 投資信託
  • 不動産

株の場合、通常の取引は証券取引所を経由して取引をします。

取引できる時間は平日の「9:00~15:00」です。

証券取引所を経由しないシステムであるPTS取引をつかうと、「8:20~9:00」「16:30~23:59」の間でも取引ができます。

FXは、土日を除いてほぼ24時間取引ができます。

仮想通貨にいたっては、365日24時間取引ができます。

ほとんどの人が日中働いていることが多いので、仕事のちょっとした合間や、仕事終わりにも取引ができる手軽さは重宝できます。

一方で、投資信託は保有しているものを売却する場合、タイムリーに値段が決まるわけでなく証券取引所がしまったあとに価格が決まります。

なので、自分がこの価格で売買したいと思っても、できないこともたくさんあるんです。

また、その日のうちに換金されるのではなく、申込から3日ほど経ったあとになります。

不動産の場合は、その日のうちに売買を頻繁にできません。

株のように証券取引所を介して多くの人が集まって売買をするわけではないので、タイムリーに売り手と買い手が見つかりません。

さらに、不動産の状態によっては価値が下がってしまったり、法令上の問題や地域の問題なども絡むので価格が正確に把握しにくいと言われます。

一般的に換金するにも早くて1~2か月、長いと半年以上先になることもあるそうなので、流動性には程遠い投資だといえます。

投資初心者にとって、流動性リスクを抱えながらの投資はおすすめできません。

売買のスピードの早さや手軽さは、ストレスフリーであり、リスク軽減に繋がります。

4.株投資なら信頼性のある情報が簡単に得られる

投資において、利益を得るために「情報」は命です。

ある程度の情報があればリスクを抑えることができたり、値上がりする銘柄を買うことができます。

しかし、情報の質を担保する意味で次の要素が重要になります。

  • どこから得られる情報か
  • どのように手に入れるのか
  • それは信頼できるのか

この要素を満たすのは、株だと言えます。

まず、株の情報は市場に上場している企業が出しています。

企業のホームページのIR情報をクリックすれば、簡単に業績についての情報や今後の経営計画の情報を得ることができます。

また、その株だけでなく株に関連する業種にかかわるニュースや経済についての情報は、WEBで簡単に見られます。

四季報、株探、フィスコ、東洋経済などのWEBサイトや、口座を開設した証券会社のサイトにいけば簡単にまとまった情報を得られます。

専門性があり、権威のある団体のWEBサイトは信頼性が高いです。

株は歴史があるので、多くの情報源があるだけでなく、投資初心者でも簡単に手に入れやすいのです。

外貨やFXにおいては、より国の経済や政治の情報が重要になります。

こちらも、国の発信する経済指標をみたり、政治に関するニュースから情報を得ることは難しくありません。

しかし、新興国の場合は開示されている情報量は、日本やアメリカなどのように十分でないと言えます。

信頼性ということにおいては、質の担保はあまりできないかもしれません。

最もこの要素を満たさないのが、仮想通貨です。

仮想通貨はまだまだ歴史も浅く、そもそも通貨の発行主体が分からなかったり、管理されていないものも多くあります。

ビットコインがいい例ですね。

情報源も発信元自体が、信頼性があるかどうかがもはや不明で、数も多くありません。

将来性においてもまだまだ不透明感があり、ギャンブル要素が強いです。

なので、投資初心者のメインの投資先としては適していません。

現状としては、サブの投資先としてなら、なくはないといった程度でしょうか。

わい太

わい太も仮想通貨は、完全にサブの投資先としてやったり、やらなかったりにしています。

株投資がおすすめな理由を比較表でまとめてみる

さて、ここまで超重要ポイントとして4つのポイントを通して、投資初心者が選ぶなら株投資がおすすめである理由について触れてきました。

この4つのポイントと、さらに重要だと思うポイントを追加して比較表にしてみました。

比較表は、10年以内にお金を増やしてライフステージをあげるならという視点で作成しています。

比較項目 ETF 投資信託 外貨 FX 仮想通貨 国債 不動産
少額投資
取扱い数
キャピタルゲイン
インカムゲイン
流動性
コスト
情報
短中期投資
【〇】評価合計

この比較表からみてもわかるように、株投資は他の投資よりも様々な面で優位性があります。

その分、投資初心者でも利益を増やしやすい要素がそろっていると言えます。

株投資なら他の投資への応用がきく

株投資がおすすめの理由で+αで良いことがもう1つあります。

株投資を始めると、必然的に以下のことにも詳しくなります。

こんなことにも詳しくなる

  • 日本や世界の政治や経済
  • トレンドになっている業種やサービス
  • 今まで知らなかった企業の業績の見方
  • チャートなどのテクニカル指標の見方

通常株投資と言えば、日本企業の株をイメージしますよね。

ですが、証券会社で口座をつくれば”米国株”にも投資できます。

さらに、株の派生商品である”ETF”や、株中心でつくられている”投資信託”にも投資しやすくなります。

つまり、日本の株投資経験によって

  • アメリカや世界へ投資の対象地域が広がる
  • ETFや投資信託などへの投資のハードルがぐっと下がる

という効果があります。

それは、投資のチャンスを増やしたり、リスクの分散をするという大きなメリットに繋がります。

例えば、コロナで日本経済が足踏みしている間に、アメリカ経済が先行して回復していました。

そのときのNYダウと日経平均株価の動きの違いをチャートでみてみると

このように市場の動きをみると、日本よりもアメリカの市場の方が堅調です。

アメリカの株やETFにも投資していた場合、より利益を得られるチャンスがあるかもしれません。

投資初心者ならまずは株投資から始めてみよう!

ここまで株投資がおすすめの理由について伝えてきました。

投資初心者が投資する先を選ぶ上での考え方をまとめると

  • お金を増やす本来の目的は何かを明確にする
    • ゆとりある生活や経済的自由
    • ピンポイントで一時的なお金を増やすのではなく、収入フローを増やす
  • できるだけ短い期間(10年以内)でお金を増やすことで、自由な時間を増やす
  • 投資先を選ぶ上で大事な4つの超重要ポイントから株投資がおすすめ
    • 5万円以下の少額投資ができる
    • 売却益と配当金でリスクをおさえても、利益を増やしやすい
    • 流動性が高いので、日中働いている人でも投資しやすい
    • 信頼性のある情報が手軽に得られる
  • 株投資が基礎となり、他投資への応用がきく

投資初心者だとすぐに「10年~20年の長期で、積み立て投資でリスクを分散しよう」という文言が広く知れわたっています。

そして投資を始める前から、こわいものだと思い込みとりあえずで、「投資信託」や「積み立て型の保険」を安易に選んでいます。

しかし、本来のニーズである生活レベルを上げられるような収入フローを増やすには適していません。

この記事を読んで、できるだけ短い期間でしっかりお金を増やしたい人なら、株投資が最適な方法の1つだと分かったと思います。

ここで足踏みせずに、少額でリスクをおさえながら、実践で学ぶということを忘れずに株投資を始めてみてください。

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わい太

貯金ゼロ、投資知識ゼロ、低所得者から株投資の収益をメインに生活する兼業投資家へ。
株投資未経験から「投資で生活」を実現するための、株投資やお金に関する学びを発信していきます。
株投資って楽しいです!
【経歴】銀行、保険、珈琲専門店、予備校運営、人材採用支援
【資格】FP2級、AFP

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